沖縄県中城村某アパートにて
彼の名は部屋 狭男(へや せまお)
今回の依頼主である。
「どうぞ上がってくださ~い」
8畳一間の単身用アパートに彼は住んでいる。
「いや~家賃も安いですし、職場からも近いのでここに住んでいるんですよ~。
ただ、あまりにも狭すぎてモノを置くとすぐ狭くなっちゃうんでモノを持ち込めないんですよ~」
「だからふぉうやって、もぐもぐ、毎日寝転ふぃながら食パンを食べるだけの生活しかできないんふぇす~。もぐもぐ。
助ふぇてくだふぁ~い。」
どうやら今回のケースは収納スペースが不足していることが問題のようだ。
そんな依頼主に我々は最適な匠を紹介した。
チャララララ~ン チャチャ~ン チャ~ン♪
彼が今回の匠、棚 作男(たな つくるお)
彼にかかればどんな挟小空間も機能性に満ち溢れ、人が豊かに生活できる空間へ変身するという。
そんな彼の事を人は「空間の棚作り師」と呼ぶ。
「ガチャ」
「おじゃましまーす。おお~これは確かに狭いですね~」
「8畳一間と大分狭いですが幸い部屋の三面に窓があるのでその分広く感じますね。
なので今回は窓をなるべく潰さずに可能な限り収納スペースを作るという方向でいきたいと思います。」
さあ、果たして匠の思惑通り住みやすい空間が誕生するのでしょうか!?
~そして一ヶ月後~
匠から今回の工事が全て完了したと連絡がありました。
それではいよいよ変貌した空間のお披露目です。
チャンチャン チャンチャン チャンチャン チャンチャンチャーン♪
今回の物件は沖縄県中城村にある某単身用アパートです。
ぐるぐると回りながら上り降りできる螺旋階段が特徴的なアパートです。
さて、部屋に入ると左手には窓がありますが、
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after
窓をしっかりと避けた収納棚を作ることにより、開放性を保ちながら収納スペースを大幅に増やしています。
引き出しも設けていますので、これで一年中同じジャージを着けていた依頼主も新しいジャージを蓄えることができそうです。
そして依頼主が寝転がって食パンを食べることしかできなかった部屋の中心部には、
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after
クッション性のあるマットの上に畳のゴザを敷き、和室のような空間へと生まれ変わりました。
しかもこのテーブル、
足を取り外すことができ、長さの違う足を取り付けることができます。
すると・・・
なんということでしょう!
先程まで和室だった空間がティーカップに入った紅茶の似合う空間へと大変身!
これで依頼主も食パンに紅茶を染み込ませて食べることができそうです。
また、最小限の広さしか確保されていないユニットバスはシャンプーや石鹸を置く場所がなく、お風呂に入る事をここ一年断念していた依頼主でしたが・・・
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after
シャワーのカーテンレールにうまく棚を吊り下げてそこに収納スペースを設けることができました。
これで依頼主もたくさんのハエに付きまとわられる生活を終えるができそうです。
以上で今回のリフォームは終わりました。
果たして依頼主は新しく生まれ変わった自宅を見て喜んでくれるのでしょうか?
「ガチャ」
「うわー!!すげー!!誰の家だよこれ!!」
「いやー、棚 作男(たな つくるお)さん、素晴らしい棚やテーブルをありがとうございます。こんなに生活しやすい空間になるなんて、大感激です。」
「いえいえ、部屋 狭男(へや せまお)さん私も今回のような素晴らしい仕事に携われて非常に光栄です。是非、今後ともこのお部屋を活用していってください。」
「いや~、それが僕来週ここ引っ越すんですよ。」
「じゃあ意味ねーじゃん!!!」
バッキャーン!!
大改造!劇的ようじ教アフター
~終わり~
P.S. うるま市石川に引っ越しました。
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