2016年12月26日月曜日

台湾の現代史と建築物② 二二八記念公園

どうもーバイト教です。
最近はいろんな建設現場でバイトをさせていただいております・・・。
いろんな人との縁を大事にしていきたいと思う所存であります。


さて前回に引き続き、台湾の現代史と照らし合わせながら見ると面白かった建築物を紹介していきたいと思います。


②二二八和平公園


場所:台北市 台北駅から徒歩で行けます。

用途:「二二八事件」の慰霊碑や記念館がある公園


公園なので建築とは呼べませんが、「二二八事件」は台湾の現代史にとって大きな出来事だと思うので紹介します。

「二二八事件」とは
第二次世界戦後、台湾は大日本帝国に代わり、中華民国の国民党が統治することになりました。当時の国民党の政治は一般市民に対する圧力が大きく、治安はどんどん悪くなる一方だったそうです。
1947年2月27日に起きたとある事件をきっかけに一般市民による国民党への反乱が起きました。翌日2月28日にそれらは武力で鎮められ、多くの一般市民が虐殺されたそうです。
それ以降、国民党による独裁政治が始まり、40年近くその状態が続いていくそうです。


以上が簡単にですが、二二八事件の内容です。


ちなみに、1990年頃まで「二二八事件」は台湾内でタブーとされており、歴史の教科書などにも掲載されていなかったそうですが、台湾内で民主化が進み、ようやくその事件の究明などが行われたそうです。
そして、悲惨な事件を二度と繰り返さないために、この「二二八和平公園」が設立されたそうです。





そんな「二二八和平公園」ですが、公園内はとてものどかな場所です。
遊具なども沢山置いてあり、親子やお年寄りの方など様々な方が日常的に訪れています。




そんな公園の中心地に一際目を引くオブジェが建っています。
これは二二八事件の慰霊碑だそうです。




まるで芸術作品のような慰霊碑です。



これは慰霊碑の足元の写真なのですが、水が張ってあり池の上に慰霊碑が建っていることがわかります。

この通路を進んでいくと手形のある手すりがあります。
その手すりに手を当ててその中を覗いてみると、




池の地下部分に水が落ちていく様子が見れます。
丁度この様子を見ている人の姿勢がおじぎをしているような形になり、それが事件の犠牲者への追悼の意味を込めた礼になるのだそうです。

面白い仕掛けですね。




この慰霊碑がどうしてこのような形をしているのかはハッキリわからないのですが、一つ推測した事がありまして、

前方から


右から


左から

このように三方面から見ても全て同じ形に見えます
誰に対しても平等に、裏表の無い世の中を理想とする、つまり台湾の民主化を願うという意味が込められているのではないかと思いました。




公園内には「二二八記念館」という資料館もあります。



記念館内には当時の様子がわかるような資料が多数展示されています。


音声案内もしており、日本語にも対応しているそうです。


再現図や像、当時の新聞やインタビュー映像など貴重な資料が展示されています。



二二八和平公園を訪れた際には、一度立寄る事をおすすめします。



非常にのどかな二二八和平公園ですが、その背景には悲しい過去があったのですね。
台湾という国自体もおおらかで暖いイメージがありますが、歴史的には先住民の弾圧や差別などが何度も繰り返されてきた場所だそうです。


前回も書きましたが、今後独立路線を進むという台湾がどのように変わっていくのか気になります。



一旅行者の目線として、今後の台湾には、

古き良き雰囲気を残しながらも建物をもう少し綺麗にして欲しい。



運転が荒いので安心して歩けるようにしてほしい。



空気を綺麗にしてほしい(大陸側からの影響もあるかもしれないけど・・・)。

の3点を改善していってほしいと思いました。
なぜならもっとたくさんの人に訪れてほしいから。

それでは最後にハオチーな水餃子の写真でお別れです!


サイツェン!!









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